In Times

黒い・暗いメタルを主に。

The Slow Death - Ark

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オーストラリア産フューネラルドゥームメタルの3rdアルバム。

 

バンド名の通り、死がゆっくりゆっくり近づいてくる絶望のサウンド。

いやこのジャンルがすでにとてもスローなジャンルなので今更だが・・・。

 

それはさておき非常にエモーショナルでエピック、かつどうしようもないぐらいクライマックス感が漂っている。

ジャンル特有のゆっくりと死に向かう文字通りフューネラルな特性を活かし、場をほぼ常に支配するホワーンとしたスペーシーかつアトモスフェリックな独特なキーボード、いやもう十分だから!十分だから!それイントロか曲の終盤で出すメロディでしょ!とと言ってしまう過剰なまでの怒濤のメロディックで雄大なリードギター。

そして大胆にフィーチュアした女性ヴォーカル。

あ、もう死ぬ。これもう死ぬ。

 

過去作はもうどうしようもなく絶望してただただずるずる引き摺り死に絶えるようで聞く側としても体力がいるものであったが、今作は常にメロディックなためか胸焼けに気をつけねばならない。

なにより常に攻めて攻めまくる姿勢が感じられ、とても好印象。

Mournful Congregationをシンフォニックにしたような、とでも言えば良いのだろうか。

 

流通が心なしか悪い気がするがとてもおすすめ出来るアルバム。

 

尚、グロウル担当のGregg Williamsonという男性がいたみたいだが、今作を最期に亡くなってしまったようだ。

氏の絶望を感じさせるグロウルに想いをはせ、さらにエモーショナルになるのも良いだろう。