In Times

黒い・暗いメタルを主に。

Woods Of Desolation - Torn Beyond Reason

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オーストラリア産ブラックメタルの2ndアルバム。6曲37分。AustereのSorrowがヴォーカルとして参加。

 

メランコリックに哀愁ダダ漏れまくりのトレモロを中心に、疾走多めに展開する泣きのデプレッシヴブラックメタルとなっている。

どこからどこを切り取っても昇天必至に泣きに泣きまくるトレモロリフ。なにが悲しくてこんな哀愁を振りまけるのか。

そしてドラムもドカドカと激しくブラストをかまし、泣きのトレモロ+ブラストは黄金パターンだと言わんばかりのデプレッシヴ感。涙腺が足りない。

疾走時だけでなく、もちろんミドル・スローテンポ時にもその哀愁は止まらない。

そこに華を添えるかのようなkey、小休止に挟まれるアコギ。

そして咽び泣くような叫び声を上げ続けるヴォーカル。

 

ああもうこれぞ確かにデプレッシヴだ。

天に召され浄化されてしまいそうな救いにも似た、また夜空に慟哭をあげるがごとくの哀愁。

これで泣くなという方が無理である。無理なのだ。

 

Alcestの打ち立てたシューゲイザー+ブラックメタルのベクトルを激情方向に振り切ったらこうなりましたと言わんばかりのこの嘆き。

まさに極上。破滅の美。

 

これを聞かずしてポストブラックを語るなかれ。と言っても過言ではない珠玉の出来。