In Times

黒い・暗いメタルを主に。

Dark Funeral - Where Shadows Forever Reign

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スウェーデンブラックメタルの6thアルバム。9曲45分。

 

前作Angelus Exuro pro Eternusから実に7年ぶりのフルアルバム。

3、4、5枚目と地獄の業火を思わせる赤を基調としたジャケットだったが、今作は初期を思わせる青色基調のジャケットに。

 

作風は今まで通り、寒々しく吹雪を思わせるリフにドカドカ爆走するといったスタイル。

しかし音質含め今までよりも幾分聞きやすくマイルドになったように思う。

決して軟化したという意味ではなく、爆走一辺倒ではなくミドルテンポのメロディ重視の曲やスローテンポも織り交ぜより一層邪悪な演出や次の爆走へのカタルシスを高めたりと、彼らなりの変化が見える。

今までそういった曲もあったことはあったが、このアルバムではググっとその比率が増え決して速さだけで勝負しているということではないということが窺える。

 

新たなヴォーカルHeljarmadrもブラックメタルとしては非常に王道の邪悪なスクリームを吐き出し、メインソングライターを努めるギタリストLord Ahrimanの放つ冷気に鋭さをプラスしておりとても好印象。

Dominatorのドラミングも相変わらず激烈かつスピーディだ。ブラスト疾走時は有無を言わさぬ破壊力、ミドル・スローテンポでも手足ともに忙しなく動いており、やはり安心感がある。

 

フルアルバム自体は6枚目だがバンドとして20年以上のキャリアを誇るベテランならではの安定感と新たな進化と変化。

ブラックメタルの持つサタニックなイメージを如実に表現し今もそのスタイルを崩すことなく続けるストイックさ。

やはりDark Fueralというブランドは衰えを知らない。

今まで通り、そしてこれからも追い続けていく。