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In Times

黒い・暗いメタルを主に。

Membaris - Grenzgänger

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ドイツ産ブラックメタルの3rdアルバム。8曲54分。

シャリシャリとほどよくノイジーに歪んだギターは時にはミステリアスに、また時にはメロディックに。

ドラムはテンポチェンジを激しく繰り返し、ブラスト疾走時には硬い音質も相まってか爽快感も感じる。

早口にまくしたてるヴォーカルも焦燥感を曲にプラス要素として与えているのも非常に素晴らしい。

ロディックブラックと形容されるバンドようにメロディアスになることもなく、かといってひたすら単調に単調に進むわけでもない。

 ジャーマンブラックらしく湿り気があり愁いを帯びているが、その辺のバンドに比べ無骨または地味である。

が、メロディアスにならないギリギリのラインを進み、爆走とともにメロディの質が印象深いものに切り替わるドラマティックな展開には言い表しようのない恍惚にも似たものがある。

 

全曲、非常に渋くドラマティックで素晴らしいが7曲目のRemains Of Solitudeは特にずば抜けている。

前曲までは無骨さとドラマティックさを兼ね備えていたが、この曲は全編通してメロディアスかつドラマティック。

この曲を聴くためだけにでも本作を買う価値はあると言っても過言ではない、珠玉の出来だ。

ジャーマン好きならずとも是非とも持っておいてほしい1枚。

 


Membaris - Remains Of Solitude - YouTube